
ちょっと前ですが、今年1月に行われたリクルート主催のITx女子 をテーマにした「キャリアデザインCafe」での、佐々木裕子さんの講演がとても興味深いです。
佐々木さんは日銀、マッキンゼーを経て、「チェンジウェーブ」創立、企業の変革デザイナーとして活躍されています。
講演によると、
”まず2050年の世界はどうなっているかというと、人口は、およそ96億人。特にインド、アフリカなど新興国での爆発的に増える。一方、日本の人口は周知のとおり減少を続け、およそ9700万人。問題はその人口構成で、65歳以上の人が4割、労働人口が極端に減ることがすでに確定している。
GDP規模では中国やインドの11から12分の1の規模に、インドネシア、ナイジェリア、ブラジルなどの半分以下の規模になると予測されている。
そうした中で、「ITテクノロジーが大事になっていく」”
ということなんですが、ここでオレンジキャリアがもう一つ付け加えたいのは、ビジネスにおいて世界とのつながりの重要性です。人口が減ったとしても、9700万人という人口は現在のドイツやフランス、英国よりも多く、市場は巨大です。しかし、世界に目を転じればさらに大きなチャンスが転がっているのも事実。海外に出て、より大きくダイナミックな市場を相手に仕事をする、と考えるとワクワクしませんか?
佐々木さんはこれからの働き方、キャリアについてこんなことも言っています。
”「プロフェッション」を持つかどうか。
プロフェッションとは、もともと「私は人生をかけてこのミッションを全うします」と宣言する意味のラテン語から来ており、そのミッションがプロフェッション。どこどこの会社で仕事してます、ってことではなく、そのプロフェッションを全うしようと、今のタイミング、今の環境、今のステージではこの場所であり、この会社であり、この仕事であると選んでいくのが「キャリア」なのかな、と。”
海外で働くということも同じです。
やりたい仕事があって、こうなりたいというビジョンに沿っていけば、そのステップアップの段階で海外で働くというプロセスが重要になってくる人もいると思います。今何も考えずに働くことと、このけ先あと何十年も続くだろう長いキャリアをどう作っていくかを意識して、自分のキャリアをデザインしていくのが大事ではないでしょうか。
「2050年、全世帯の4割が”独り身”に!日銀出身のキャリアウーマンが語る、働く女性の生き方」
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