英語が話せないと海外で働けない?

海外就職の壁が高いと思う理由のひとつに、言葉の問題があると思います。

海外旅行に行くだけでも英語が話せなくて大変なのに、海外に住んで働くにはどの位の英語力が必要なんだろう? 私にはとても無理。

と、諦めるのはまだ早い!

確かに、海外就職のチャンスを掴むには、英語に限らず、多少なりともその国の言葉が求められることが多いです。

しかし中には、日本企業の現地法人だったり、現地在住の日本人を相手にするビジネスだったりと、求められる語学力が比較的低い、または日本語だけで大丈夫な求人も中にはあります。言葉に自信がない人はまずそこからスタートしてみるのも良いかと思います。

 

また、ある程度の英語力(TOEIC700点程度)が求められる場合でも、あまり心配することはありません。

応募資格を得て面接にこぎつつけるまでに、ある程度の努力は必要かと思います。しかし、一般的に日本で育った私たちは、英語を喋る機会がないからできないと思っているだけで、皆ちゃんと英語を習ってきています。中学、高校の教科書をじっくり復習して何度も音読するなど、特別に英会話スクールなどに行かなくても、このレベルまでは届くようになります。

それでも現地に来てから、最初は通じないと思うことが多々あると思いますが、これは皆一緒です。

私も海外に来て最初の3か月、言いたいことが言えず、相手の言っていることがわからず落ち込むことが多々ありました。

また、今まで英語が喋れないまま海外に赴任してきた日本人を何人も見てきましたが、人間、必要に迫られればなんとかなるものです。皆、3か月から半年もすれば問題なくコミュニケーションがとれるようになります。それに英語圏で働いているのでなければ、周りの現地人にとっても英語は外国語。私たち日本人と同じく訛りもあるし、文法の間違いも多いです。彼らと働く上で、難しい単語や表現はむしろNG。ネイティブのような完璧な英語を目指すのではなく、シンプルな単語と言い回しで、わかりやすいコミュニケーションを図ることのほうが大事なのです。

 

そして、実は語学力より大事な事はもっと他にあります。

それは、仕事のスキルと、適応力。

仕事のスキルについてはいうまでもないことですが、海外という環境に適応できるとか、勝手の違う現地人とのチームワークを大事にできるか、ということです。

以前、私がヨーロッパのある会社で働いていたとき、TOEIC990点という人が日本から赴任して来たことがありました。真面目で仕事はできる方でしたが、他人とうまくコミュニケーションがとれず、住環境もあわなかったのか、半年後にストレスで精神的ダメージを負って、日本に帰ってしまいました。

 

私が海外に来たきっかけは日本で働いていた会社で、海外支店勤務の選考に応募したのですが、その時社内で応募した人の中で、私の英語力は恐らくかなり低い方でした。まして、フランス語の知識はゼロだったにもかかわらず、フランス語圏に派遣されることになりました。語学力は二の次だったようです。

 

語学力は大事です。でも、海外で働いていくにはもっと大事なことがあります。

英語ができないからと、諦めるのはもったいないです。

 

この記事の著者

Natsu NakaishiOrange Career 代表

大学卒業後日本で就職し、2004年にベルギー事務所へ赴任。ベルギー国内でのキャリアアップを果たし、イタリア事業所の部署スタートアップに抜擢される。並行して海外キャリア12年の経験を活かし、海外で働きたい女性のための情報サイト Orange Careerを立ち上げる。
英語圏の滞在経験ゼロから英検1級‣TOEIC950点取得、フランス語DELF B1他、オランダ語・イタリア語習得のマルチリンガル。

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