Orange Career
海外で働く

女性の働き方 ベルギー編

先日紹介した男女格差の国際的レポートで上位に入っている国では、実際に男性と女性の働き方、職位やお給料に差はないのでしょうか?

実際に上位にランクインされたベルギーの事例を見てみます。

ベルギーではもちろん、他のヨーロッパ諸国と同様、性別による差別は禁止されています。公務員の女性は非常に多いですし、一般企業でもマネージャークラスに女性が一人もいないなんていう企業は日系企業の現地法人くらいのものです。専業主婦などはほとんど存在せず、結婚しても子供を持っても、男女関係なく皆仕事を持っている人が大部分をしめます。

産休制度は出産を挟んで15週間(2015年10月現在)ですので、皆出産前ギリギリまで働き、出産してから3か月位で職場復帰することがほとんど。出産前後は男性の方も、10日間程のPatanity Leaveが権利としてあり、当然の権利として、利用されています。母親が職場復帰すると子供は保育園に預け、送り迎えは母親だけでなく父親と交代でしている家庭がほとんど。なぜこれが可能かというと、まず公務員や会社員として勤務している人々は、男女問わずほとんど残業をしないことと、残業をしないことや父親の育児参加は社会的に【当然】のことであるため、そうすることによる周りからの圧力が存在しないため、といえます。

 

ベルギーだけでなく、海外のほとんどの国では、残業や休日出勤などをして長時間働いているからと会社から【がんばっている】と評価されることはあまりありません。むしろ、時間外に仕事が終わらず残業をしているのは、時間内に終わらせる技能を持たないという、マイナス評価につながることすらあります。それでも、労働生産性では日本の上をいくわけですから、どちらがいいかは明白です。

働く人にとって、特に女性にとって、こうした長時間労働の縛りがなく、父親の育児参加が当たり前の社会では仕事を続けやすい環境といえます。どんな国で働いていてもメリット、デメリットは必ずありますが、日本の社会が中々変わっていかない中、こうした点でメリットを享受できるのも海外就職の利点の一つです。

 

 

 

 

 

ABOUT ME
Natsu
大学卒業後日本で就職し、2004年にベルギー事務所へ赴任。ベルギー国内でのキャリアアップを果たし、イタリア事業所の部署スタートアップに抜擢される。並行して海外キャリア12年の経験を活かし、海外で働きたい女性のための情報サイト Orange Careerを立ち上げる。 英語圏の滞在経験ゼロから英検1級‣TOEIC950点取得、フランス語DELF B1他、オランダ語・イタリア語習得のマルチリンガル。