Orange Career
海外で働く

オランダでは労働許可がいらない!? 

日本人が他の国で働く場合、ビザの問題がまず一番のネックと言えます。同国人の家族・配偶者でもない限り、通常は労働ビザ、労働許可証などを取得しなければなりません。

その労働許可の取得が、唯一免除されているのが、オランダ王国です。

オランダと日本といえば鎖国時代からの長いおつきあい。明治時代の1912年に締結された日蘭通商航海条約の優遇措置を根拠に、オランダ政府が日本人は労働許可なくオランダで働いていいよ、となったわけです。100年以上、その条約を忘れていたのかなんなのか…オランダらしい緩さです。

海外に移住したい、海外で働きたい、と考えている人にとっては朗報ですね!

もちろん、オランダに住むための居住許可は必要です。しかしこれも他のヨーロッパ諸国に比べれば比較的簡単に取得できるようです。例えば、就職先が決まれば就職先が申請をしてくれるケースが多いでしょう。

もう1つ、就職先のサポートが得られない場合や、就職先が決まっていない場合、個人事業主として居住許可を申請する方法があります。これも日本人に対する優遇措置で商工会議所に登録し、ビジネス用口座を作成、口座に4500€20163月現在)を投資する事で申請可能です。これは、他の国に比べて破格と言えます。

ひとまずは個人事業主として居住許可をとって、フリーランス又は起業した仕事をしながら、現地で就職先を探す事もできるでしょう。そして、本人の所得に関わりなくその家族も居住でき、もちろん家族も就職できます。

同様にこれまで駐在員の奥様など、労働ビザを持つ本人以外の家族は働く事ができませんでしたが、居住権がある限りこれも可能になりました。以前、駐在員の奥様のキャリアアップについて記事をアップしましたが、駐在員の奥様が自由に働ける国は実は少ないのです。

こんな国は、今のところ他にない!さすが個人の意思と自由を尊重する国です。

というわけで、海外で就職先を探したい人にとっても、どこにいても仕事ができるようなフリーランス人にとっても、独身・家族帯同に関係なく、海外移住の候補として今、オランダはかなりホットな国なのです。

次回はオランダの暮らしや就職事情についてです。

ABOUT ME
Natsu
大学卒業後日本で就職し、2004年にベルギー事務所へ赴任。ベルギー国内でのキャリアアップを果たし、イタリア事業所の部署スタートアップに抜擢される。並行して海外キャリア12年の経験を活かし、海外で働きたい女性のための情報サイト Orange Careerを立ち上げる。 英語圏の滞在経験ゼロから英検1級‣TOEIC950点取得、フランス語DELF B1他、オランダ語・イタリア語習得のマルチリンガル。