Orange Career
海外で働く

オランダで働く・暮らす

オランダでは現在、日本人が働くために労働許可証を取得する必要がない、ということでチャンスが広がったオランダ移住。実際の所オランダで働く・暮らすってどんな感じなのでしょうか。

まず、オランダってどんな国でしょう?チューリップや、水車ののどかな風景、運河と自転車にレンガ造りの小さな家々、もしくは近代的で奇抜な建築、社会的にはドラッグや安楽死、同性愛などに対する独自の法律、先進的で自由な国… どれも、オランダです。

人口1700万人、面積は九州と同じ位の小さな国ですが、一人あたりGDPでは52,224USDで世界13位(2014年)、これは日本やヨーロッパの隣国・ドイツ、フランス、ベルギー、英国などよりも上です。

酪農や世界一を誇る花の栽培がさかんな一方で、GDPの3分の2を金融やサービス産業が占めています。特に近年は欧州随一のゲーム開発国だったりします。

公用語はオランダ語ですが、国民のほとんどが英語を喋ります。ドイツ語やフランス語などの第二外国語を早くから学校で習うこともあり、そこらのカフェのおばちゃん3ヶ国語を喋ることはザラ

ヨーロッパ20ヵ国の工場 100軒以上を回ったOrangeCareerのスタッフによると、工場で働く責任者レベルから労働者レベルまで、ほぼ皆が英語を喋るのはオランダとベルギーだけ(英国を除き)とのこと。

特にオランダ人は、外国人に比較的寛容なので、オランダ語がわからなければ英語で喋ってくれる人が多いです。ですから、できるに越した事はないものの、オランダ語ができないからといって暮らしに困る事はないかもしれません。実際にオランダで10年働いていた知り合いは、オランダ語はほとんど喋れませんでした。

こうした寛容な性格に加え、オランダ人は総じてストレートな性格の人が多いと言われています。言い訳や話が長い南欧の人々に比べ(一般論ですが)、ビジネスでも話が早く良いものは良い、ダメなものはダメ、とはっきりしています。ケチといわれるオランダ人気質は健在で、商談でも値切られることは避けられませんが、一旦納得すれば契約も支払いも早いのがオランダ人。

倹約家ぶりは健在で、お昼はパンにチーズとハムをはさんだサンドイッチ。家も小さな家が多く、必要以上に浪費をしないのは国民性でしょうか。そのせいなのか、レストランで美味しい凝った料理にはなかなか出会えません。お隣ベルギー人からは「ケチ」と言われ、逆にベルギー人を「ブルジョワ」と揶揄するのがオランダ人です。

オランダの物価は日本と同じか、少し安い位と言われています。ただし、アムステルダムの家賃は60²の2ベッドルームで1500€2500€と高額ですので、郊外に住むか、独身ならルームシェアを探せば住居費は抑えられるでしょう。

オランダも地方に行けば車社会ではありますが、都市部では自転車が圧倒的に多いです。平地で坂がなく、自転車専用レーンがしっかり整っているので、都市部で生活する限り、車を持つ必要はないかもしれません。

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さて、オランダはワークシェア発祥の地、労働市場は特殊です。パートタイムで働く人がとても多く、週3日勤務、4日勤務または週5日で16時間勤務など、労働時間がかなりフレキシブルなのです。

しかも同じ職種である場合はフルタイムもパートタイムもベースのお給料が同じで、勤務時間で決められているのです。(例えばフルタイムが2000€なら 週4日勤務のパートタイムで80%の1600€)子育て世代は特に制度が整っていて、以前オランダの男性の同僚は営業職だったのですが子供が生まれた後、週4日勤務に変更していました。当然残業をする人はほとんどいません。こうしたことが当たり前の社会なので、自分の状況に合わせてライフワークバランスをとることが可能です。

ではオランダの就職事情はどうなのでしょうか?

リーマンショック以降オランダでも失業率は上がっていて、2015年の失業率は7%を超えています。ヨーロッパでは優秀な方ですが、オランダ語を喋れない外国人が職を得るには厳しい状況です。

在留邦人が7000人以上いて、オランダに進出している日本企業は356社(JETRO調べ201410月)。日本語を武器にして就職を探すにはまず日系企業、又は観光客が訪れるショップや旅行関係が狙い目といえます。

一方で、他のヨーロッパの企業も地の利の良いアムステルダムやロッテルダムに欧州本部を置く会社は沢山あります。こうした会社は英語が社内共用語になるので、オランダ語でなくともチャンスはあるでしょう。ただ、オランダ人をはじめヨーロッパの何か国語も喋る人とのポジション争いになるので、語学に自信がない人は、それ以外で職務上の経験やスキルがポイントになってくるのは間違いありません。

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ABOUT ME
Natsu
大学卒業後日本で就職し、2004年にベルギー事務所へ赴任。ベルギー国内でのキャリアアップを果たし、イタリア事業所の部署スタートアップに抜擢される。並行して海外キャリア12年の経験を活かし、海外で働きたい女性のための情報サイト Orange Careerを立ち上げる。 英語圏の滞在経験ゼロから英検1級‣TOEIC950点取得、フランス語DELF B1他、オランダ語・イタリア語習得のマルチリンガル。