中堅企業の「女性経営幹部比率」日本は最下位⁉

先週3月8日の「国際女性デー」、日本でも大分認知されてきたようで各地でイベントや主要各紙の特集記事などを見かけました。

この日に先立って太陽グラントトンソンより、世界36か国の中堅企業における「経営幹部の女性比率」調査結果が発表されました。

 

結果…日本は7%で最下位。10年連続の不名誉な結果でした。

 

1位はロシア(47%)、以下インドネシア(46%)、エストニア・ポーランド・フィリピン(共に40%)。その他中国は31%、米国23%、英国19%など。

世界経済フォーラムが毎年発表している「男女平等ランキング」上位を占めている北欧はフィンランドのみが調査対象で、意外にも26%と低め。36か国の平均は25%、ASEAN諸国平均が36%、 EU平均はそれより低く26%でした。

 

それにしても、「男女平等ランキング」2016年でも144ヵ国中111位と世界で大きく出遅れている日本、政治家と企業のトップの女性比率が極端に低く、なかなか前に進まないものです。安倍政権が女性活躍を謳い、子供を産んでも働き続ける女性は増えたし、子育てが落ち着いてから働き始める人も大分増えたと実感していますが、女性労働者の半数は非正規で、経営層にまでは育っていないということですね。理由は色々複雑にあって、子供を産んだ女性が保育園が見つからず社会復帰できない問題、できても男性の長時間労働と育児・家事参加率の低さからどうしでも女性の負担が増え仕事にウェイトを置けない事、いくら政府が男女平等を叫んでみても中小企業の現実や体質は追いついておらず、また経営者だけでなく働く男女一人ひとりの考え方が変わっていけない…。

 

日本の社会も少しずつ、変わってはいると思います。でもまずは長時間労働をなくさないと、男女平等どころではない。また、子育て世代を優遇するあまり独身男女にしわ寄せがいくような、誰かを不幸にする制度もあってはならないと思います。老いも若きも、男性も女性も、働く人皆がちょっとずつ負担して、ちょっとずつ幸せになれるような、そういう社会を目指していきたいものですね。

 

太陽グラントトンソン調査

 

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この記事の著者

Natsu NakaishiOrange Career 代表

大学卒業後日本で就職し、2004年にベルギー事務所へ赴任。ベルギー国内でのキャリアアップを果たし、イタリア事業所の部署スタートアップに抜擢される。並行して海外キャリア12年の経験を活かし、海外で働きたい女性のための情報サイト Orange Careerを立ち上げる。
英語圏の滞在経験ゼロから英検1級‣TOEIC950点取得、フランス語DELF B1他、オランダ語・イタリア語習得のマルチリンガル。

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