語学学習

効果的な語学学習 その①

海外での就職にはもちろん、日本国内でグローバルキャリアを目指す人にとって避けては通れないのが、語学力。よく、「語学は手段にすぎない」から、「語学ができる人=仕事ができる人ではない」、という人はいます。それはその通りであると思います。

ただ、グローバルキャリアに限り、その逆はないのです。
つまり、いくら仕事ができても、「語学が出来ない=グローバルな仕事はできない」。特に英語力は、海外就職はもちろん、国内においてもキャリアアップに必須と言えます。英語ができる人とできない人の年収には差がついています。それがわかっているから、多くの学生、社会人の方が英語力のアップを目指して努力を続けているわけですね。

でも、これだけ英語学習の本やアプリ、スクールが世に溢れ、多くの人が努力している中で、本当に使える英語力を身に着けた人はどれだけいるのでしょうか?努力しているのに、いつまでもビジネスに通用するレベルに達しない、自信がない、と思っているのなら、その方法が間違っているのかもしれません。

 

私も、社会に出たばかりの頃はビジネスに通用する英語力が全くありませんでした。英語での会議で発言などできませんでしたし、ネイティブが電話で話す英語が理解できず、後で同じ内容をメールしてもらう始末。相手にとっては非常に迷惑だったと思います。子供時代に海外体験や留学などしたことがなく、英語学習は中学校から読解中心の世代で、いわゆる「語学耳」もありません。暗記も苦手で単語はなかなか覚えられません。

そんな私が後に12年の海外キャリアを積み、海外での仕事と生活に全く困らない英語力を身に着け、現地では同じメソッドで土地の公用語であるオランダ語・フランス語・イタリア語を習得することができました。ということは、誰にでもできるという事です。
どうやってやったのか、語学学習のポイントを数回にわけて紹介したいと思います。

 

ポイント① 基本文法を徹底的に。

英語ならばほとんどの人が中学校・高校で文法は一通り習っています。それを徹底的に理解して自分のものにすること。多くの語学学習本がありますが、学校の教科書で充分かと思います。

 

ポイント② 単語はまず自分が日常使うものだけ、体系的・ビジュアルで。

大学受験や資格試験向けのいわゆる単語帳。あれは、受験英語はともかく、現実世界ではあまり意味がありません。英検1級に合格した時に私も使いましたが、全く覚えられませんでした。

なぜなら、日常の生活やビジネスで使わないから。使わない単語は覚えてもすぐ忘れます。また、アルファベット順にAから始まる単語を脈略なく覚えようとするのは無理な話です。
それよりも、自分の身の回りとシーンで使う単語を場面場面で覚えること。それもグループごとに、視覚で。

例えば、銀行の「普通預金口座」「定期預金」「手数料」「引き出し」「振り込み」などの単語を、一気にリストアップして覚え、銀行を使うごとに思い返す。海外の銀行のHPを見たり、旅先でATMを使う時にビジュアルで覚えると頭に残ります。

また、同じような意味の単語を一緒に覚えるようにします。例えば「話す」という動詞は、「talk」と「speak」でも使う場面が違いますし、ひそひそ話すのか、大声で話したり怒鳴ったり、チャットなのか、演説しているのか、それぞれ異なります。使う場面を思い浮かべながら、覚えると良いでしょう。

 

ポイント③ ヒアリングは意味がわかることが大事

次に、せっかく文法や単語を学習しても、聞き取れなければ日常で使う事ができませんので、ヒアリング力を鍛えます。単語や基本表現を発音を聞きながら覚える事はとても大切なので、語学学習教材に付随しているCDは何度も聞きましょう。

このプロセスを飛ばして、いきなり実践のラジオやポッドキャスト番組を聞いても意味がわからなければ聞き流すだけになってしまいます。耳を慣らす事はできますが、何を言っているのかわからなければ実践で使えるようになるまでに非常に時間がかかります。まずは基本的な文法と単語をマスターして、ある程度聞き取れるレベルになってから、ラジオやポッドキャスト番組に移行していく方が、効率がいいのです。

ちなみに、外国語を聞きながら頭の中で翻訳していては実際の会話のスピードについていけません。意味がわかればそれで充分なので、その言語で理解するという思考回路を身につけましょう。

 

次は実践編と英語学習におススメのプログラムを紹介します。

ABOUT ME
Natsu Nakaishi
大学卒業後日本で就職し、2004年にベルギー事務所へ赴任。ベルギー国内でのキャリアアップを果たし、イタリア事業所の部署スタートアップに抜擢される。並行して海外キャリア12年の経験を活かし、海外で働きたい女性のための情報サイト Orange Careerを立ち上げる。 英語圏の滞在経験ゼロから英検1級‣TOEIC950点取得、フランス語DELF B1他、オランダ語・イタリア語習得のマルチリンガル。